ナレッジ型企業のための経営シミュレーション“Tango”を用いた
異業種交流ワークショップ
POINT1 当初同レベルの6つの企業が、同一のマーケットで競合したら何が起きるのか?
6社の企業が激しい競争を繰り広げていきます。
参加者は、それぞれの企業の財務責任者、人事責任者、マーケティング責任者、プロジェクト責任者となり、自社の経営について議論し意思決定を行い、限られた自社のリソースをもとに、他社と競争しながら、常に戦略を試すことになります。時には大きく戦略を変更し、時には倒産の危機を乗り越えながら、自社の利益と成長を追及していきます。
シミュレーションには「用意された答え」はありません。
実際の複雑なビジネスと同様に、市場や競合他社の動向という不確実性の中で、自社に最適な戦略をとること、それに伴う組織運営を行うことが求められます。
POINT2 ナレッジ型企業経営に最も重要な変数をシミュレーションボードで再現
■バランスシートに示されない無形資産を視覚化
シミュレーションではM&Aなどで一般的に用いられる無形資産の算出方法を極力シンプルに表現しています。
参加者は、時間の経過と共に刻々と変化する企業価値(マーケットバリュー)を意識しながら、戦略を組み立て、組織運営を行うことで、企業経営の要諦を学びます。
■タレントマネージメントの要諦
タレントマネージメントとは、人材の獲得・活用の全プロセスを効果的に管理し、その一方で、個々の人材のモチベーション向上やキャリア形成を支援することで組織が期待するパフォーマンスの発揮を促す仕組みです。
シミュレーションでは、人材の特性や顧客・プロジェクトの特性などをシンプルに表現し、リソースをいかに効率的・効果的に活用し顧客の要望に応えていくのかという視点から、タレントマネージメントの要諦を学びます。
POINT3 プロダクト・ライフサイクル理論に基づいた3つのマーケットステージを体験
最初のステージは導入期です。不十分なリソースをやり繰りしながら、ヴィジョン、戦略の基本方針、そして投資計画や人材・顧客ポートフォリオを決めるディスカッションと意思決定が経営を左右します。
やがてマーケットは成長期に移行します。重要は拡大しますがやがて飽和状態となり、企業同士のポジショニング争いが熾烈を極めます。自社の戦略とそれに伴う組織運営が試されます。
最後のステージは成熟期です。マーケットは完全に飽和状態と言えます。無形資産、付加価値を考えた戦略の再構築が鍵となります。
1日目のスケジュール
オープニング
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知識産業、ソリューションビジネスの要諦
:事前課題の内容からトピックを設定
■ ショートディスカッションと自己紹介
:自社の企業紹介と課題意識
■ シミュレーションスタート
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ステージ1 「会社経営」
GROWTH WITH SCARCE RESOURCES
新マネージメントとして事業を動かさなけれ
ばならない
自社のヴィジョンは?戦略の基本方針は?
どのように投資を行っていくのか?
どのような人材をそろえていくのか?
顧客のポートフォリオと社員のポートフォリオを
合わせなければ事業は成長しない
Learning Points (例)
ナレッジカンパニーの資本とは?
・知識やノウハウと人材
・無形資産の増やし方(組織強化の方向性)
・投資と効率
・財務指標の考え方
・タレントマネージメントと人材プロファイル
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シミュレーション
Year1
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ビジネスの仕組みを理解する
■ 企業価値(マーケットバリュー)と無形資産
■ ショートディスカッション:経営とは?
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ランチタイム
ディスカッション
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ディスカッション
:ヴィジョンについて(自社の事例)
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シミュレーション
Year2
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ヴィジョンと戦略、経営管理
■ 振り返り
:ヴィジョンを達成するための戦略は明確になったか?
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シミュレーション
Year3
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利益の視点:知識産業の利益構造
■ タレントマネージメントと顧客
■ 振り返り
:経営判断の要素はなんだったか?
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シミュレーション
ディスカッション
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ディスカッション:市場動向と自社のポジショニング
:市場は飽和し始めている、自社の社員の有効活用はできているのか?
:自社の顧客層は正しいのか?
:今後の戦略変換とあるべき組織の姿を見比べる
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ステージ2 「競争」
BATTLE FOR POSITIONS
業界の需要が飽和状態になってきた
他社から顧客や優秀な人材を獲得しなければ
いけないが、自社の力でそれが可能なのか?
自社のポジションとビジネスモデルの再検証が
必要となる
戦略の変更と同時に社員のリテンションや
顧客満足の強化をしなければいけない
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親睦会
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2日目のスケジュール
オープニング
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各社のパフォーマンス評価と市場動向
■ 新聞の発行(擬似記事を作成・発表)
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Learning Points (例)
組織力の強化と無形資産
・マネージャーの仕事とは?
・人材ポートフォリオと
顧客ポートフォリオのマッチング
・社員のリテンション
・無形資産とバランスシート
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シミュレーション
Year4
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無形資産の活用と株主の評価
■ 人材の補強と競合とのすみわけ
→コアバリューをどのように強化するのか
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リアル
ディスカッション
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ディスカッション
:タレントマネージメントの現実と打ち手
:社員のモチベーション管理、配置変更、育成
※参加元の企業ごとに再度グループを編成します。セッションでのラーニングポイントの整理をして、自社に持ち帰るべき事柄と実行上の課題について討議を行うと共に、他社グループからのフィードバックを行います
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シミュレーション
Year5
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利益のでる仕組みとは:顧客ポートフォリオと自社の人材
■ 振り返り
ヴィジョンを達成するための戦略は明確になったか?
■ 有効活用の指標は?顧客の整理?
■ 自社にとって「よい」顧客とは?
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ランチ
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ステージ3
「企業の活動と無形資産、付加価値」
REVISITING YOUR
ORGANIZATION
将来を見据えた自社の企業価値は?
自社の人材のポートフォリオを見てみる。
顧客とのマッチングは?顧客を整理する必要があるがどのような基準で判断すべきか?
社内にはスキルの高い人材が多くなってきたが、その分給与も高い、いかにこのような人材を有効活用していくべきなのか?
Learning Points (例)
株主への対応(企業価値の向上)
・離職率と人材の活用
・優秀な社員の処遇とビジネモデル
・顧客への価値提供とその対価
・無形資産の有効活用
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シミュレーション
Year6
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戦略と人材、自社の方向性はあっているのか?
■ リソースの最大限の活用
■ ビジネスイノベーション
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シミュレーション
Year7
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ビジネスモデルの再認識
■ マーケットバリューの最大化
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最終評価
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各社のパフォーマンス評価と株主価値
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シミュレーション
ディスカッション
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ディスカッション
:何が正しかったのか?何が間違っていたのか?
■顧客の選択は?競争優位性は?部門間の協働はできたか?戦略から実行までの整合性の取れた経営はできたか?リソースを効率的且つ効果的に使うことができたか?
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POINT4 ご自身のマネージメントの再確認
何が正しかったのか?何が間違っていたのか?
参加者は、シミュレーションに自身の組織を照らし合わせた時、今何をすべきかが明確になります。
2日間の経営体験を解釈する過程を通じて、ご自身のマネージメントを振り返っていただきます。
問い合わせ先:
(有)KBマネジメント
東京都八王子市北野台3-15-14
URL : http://www.kbmanagement.biz
E-mail : contact2@kbmanagement.biz
ワークショップ企画運営:
株式会社インヴィニオ
東京都港区虎ノ門4-3-1城山トラストタワー17F
URL : http://www.invenio.jp
E-mail : info@invenio.jp
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