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タスク7.6: ソリューションのパフォーマンスを評価する

20103月23




このタスクはソリューション(例えばERP)が運用された時点で実施されます。ともするとビジネスアナリストは要求定義のみに責任をもち、運用時には何もしないと思われがちですが、BABOK(R)ではしっかり運用時でのタスクも定義しています。誤解のないようにお願いしたいところです。

また、このタスクは、新たに導入されたソリューションで行うだけではなく、従来のソリューション(旧いレガシー)を使用している時点で、実施してもかまいません。BABOK(R)がプロセスではなくタスクを扱っている特徴的な点です。その場合、アセスメント(評価)結果が「5.2 能力ギャップをアセスメントする」タスクへのインプットとなります。

 

このタスクへのインプットはつぎのとおりです。

-ビジネス要求

-識別した欠陥

 -ソリューションのパフォーマンスメトリクス(定量的なものと定性的なもの)

 -ソリューション[稼働中]

 

 

このタスクで行う活動として有効なものは以下の通りです。

 

-導入後ソリューションが実際どのように使われているのかを積極的に調査し、ビジネス上の価値を明確にします。

-ユーザーがどのようにソリューションを適合させたり変更して使用しているのか、そしてその理由を明確にする

-事前に定義したソリューションのパフォーマンスメトリクスの妥当性を確認する

-ステークホルダーと効果的にコミュニケーションし、ビジネスのゴールと目標にいかに貢献しているかを明確にする

-旧いソリューションの場合は、そのリプレースを検討したり、破棄する計画を立てることも、このタスクの一部となります。

 

V字モデルでは以下のようになります。