| 2010年3月23日 
 
 
 このタスクはソリューション(例えばERP)が運用された時点で実施されます。ともするとビジネスアナリストは要求定義のみに責任をもち、運用時には何もしないと思われがちですが、BABOK(R)ではしっかり運用時でのタスクも定義しています。誤解のないようにお願いしたいところです。 
 また、このタスクは、新たに導入されたソリューションで行うだけではなく、従来のソリューション(旧いレガシー)を使用している時点で、実施してもかまいません。BABOK(R)がプロセスではなくタスクを扱っている特徴的な点です。その場合、アセスメント(評価)結果が「5.2 能力ギャップをアセスメントする」タスクへのインプットとなります。 
   
 このタスクへのインプットはつぎのとおりです。 
 -ビジネス要求 
 -識別した欠陥 
  -ソリューションのパフォーマンスメトリクス(定量的なものと定性的なもの) 
  -ソリューション[稼働中] 
   
   
 このタスクで行う活動として有効なものは以下の通りです。 
   
 -導入後ソリューションが実際どのように使われているのかを積極的に調査し、ビジネス上の価値を明確にします。 
 -ユーザーがどのようにソリューションを適合させたり変更して使用しているのか、そしてその理由を明確にする 
 -事前に定義したソリューションのパフォーマンスメトリクスの妥当性を確認する 
 -ステークホルダーと効果的にコミュニケーションし、ビジネスのゴールと目標にいかに貢献しているかを明確にする 
 -旧いソリューションの場合は、そのリプレースを検討したり、破棄する計画を立てることも、このタスクの一部となります。 
   
 V字モデルでは以下のようになります。 
  
 
 
 
 
 
 
   
 
 
 
  
 
 
 
 
 
 
 
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