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スキル標準成熟度モデル(Skill Standard Maturity Model)

ビジネス戦略/
ビジネス効果
人材像/
GAP分析
教育体系/
キャリア計画
レベル認定 その他
レベルT ・ビジネス戦略が明確でない

・請け負った仕事をこなすので業務は精一杯
・人材をスキル標準のキャリアフレームにマップした

・レベル診断ツールで診断した
・教育体系は持っていない、あってもスキル標準以前のまま

・キャリア計画は個人任せ
・診断ツールの判定に頼っている ・スキル標準を本格的に導入するべきか、様子を眺めている状態



 レベル1: 初期レベル(スキル標準導入の様子眺めの段階)

         診断ツールでエンジニアのITSS職種のレベルの診断をおこなっている。

         ITSSキャリアフレームワークに自社のエンジニアを分布したものを作成しているが、具体的対策はまだない。

         明確な教育体系は持っていない。または、持っていてもITSS以前に作成したものをそのまま使用している。教育は教育。ITSSとは関連していない状態。

         明確なビジネス戦略がなく、受託業務(親会社、関連会社から)などをこなすので手が一杯の状況。

         レベルの認定は認定基準に基づいたものではなく、診断ツールのレベル診断のみ。

 

 いかがでしょうか。

 経産省が毎年実施しているスキル実態調査に相当します。組織の全体像を眺めるのには大変好都合です。日本全国 の平均と自社の分布とのギャップなどを認識でき、不足している職種などが分かります。しかし、それまでです。具体 的行動にまでは発展していないレベルです。

 このレベル1に近い状態の組織もあると思います。逆に、自分たちはこんなにレベルが低くない、という組織もあると思 います。それだけスキル標準導入の品質のバラツキが大きいのです。早くこのレベルから脱却して、より高いレベルに 移行できるようにしていただければ幸いです。また、高いレベルの組織の場合は、より高いレベルに到達するためには 何が必要なのかを考えるヒントにしていただきたいと思います。