2009年8月24日
今回は8/1のブログより、BABOKとアジャイルというテーマです。
BABOK2.0はやはりアジャイルの影響を強く受けているようです。
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ケビン(Kevin Brennan)のブログ 2009年8月1日
「ビジネスアナリシスの新しい役割」という雑誌の記事について多くの方からEメールをいただきました。
ちょうど良い機会だと思いますので、昨年12月に書いた、BABOKガイドにおけるアジャイル開発手法への対応方法について説明したいと思います。
これは、正式な対応を示すのではなく、インフォーマルな投稿です。この投稿で示すのは、Ambysoft社のアジャイルSDLC(ソフト開発ライフサイクル)にリンクすることですが、他の多くの手法にも共通だと思います。ここで全てを再現するつもりはありません。読者がご自分でお読みください。またBABOKのすべてのタスクを網羅するわけでもありません。ごく重要なものに絞って解説します。
反復-1 (これはマイナス1もしくはネガティブ1と読みます:清水)
この反復はBAP&M(BA計画とモニタリング:清水)とEAと深い関係があります。ライフサイクルの選択は「ビジネスアナリシス・アプローチを計画する」タスクの完了を意味します。
アジャイルライフサイクルには特別の要求管理プロセス(各反復の始まりにおいて、欠陥を含む新要求を評価します)が必須です。それができれば、反復-1は「ステークホルダ分析を実施する」タスクとEAの最初の3つのタスクが完了します。
反復-1は全体として、BABOKに直接に対応しています。
反復0/ウォームアップ
ここはEAの「ソリューションスコープを定義し」、「ビジネスケースを定義し」ます。
そして「引き出し」と「要求アナリシス」を開始し、製品バックログ(ユーザストーリの特定を通じて)。いくつかのBAではないタスクも開始され、ライフサイクルに入ります。チームが形成され、初期のソリューションデザインが始まり、作業環境が設定されます。
構築 反復
各構築の反復の初期においては、最も重要な製品バックログに「要求アナリシス」知識エリアの「要求の優先順位をつけ」ます。そして「要求アナリシス」知識エリアの他のタスクを実行することにより、つぎのことを確実にします。ユーザーストーリや他のモデルを使って適切に要求を定義できること、開発チームが充分な情報を得られること、そして選択された要求がビジネス価値を提供できる(「要求の妥当性を確認する」タスクを参照)ことです。
引き続き、製品バックログの要求を追加し妥当性を確認することにより、「ソリューションスコープと要求を管理し」ます。
リリース:
製品が運用にリリースする状態に近づいてくると、SA&V(ソリューション診断と妥当性確認:清水)の出番です。ビジネスがソリューションを使用できるように、「提示ソリューションを診断」し、「組織の準備態勢を決め」ます。受け入れ基準に合致すること、また新たな要求による運用時の欠陥を特定することを確実にするために「ソリューションの妥当性を確認する」必要もあります。
運用 と 廃棄
ビジネスアナリストにとっては、ここのほとんどの仕事は「ソリューションパフォーマンスを評価する」ことです。ソリューションをモニターし、エンハンスメント(強化)の機会(新たなプロジェクトのトリガー)がないか、もしくはソリューションを廃棄する必要があるのか。
上記はブログへの投稿なので、公式なものではありません。BABOKのすべてのタスクを対応させてはいません。しかし、ビジネスアナリシス、およびBABOKに記載されたタスクはアジャイル開発でも十分通用することが分かります。別々に作成されたものですが、全てとは言いませんが殆どのタスクが出てきます。ご覧になってお分かりのとおり、一つ一つを対応させることもそれほど難しいものではありません。
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やはり、かなりアジャイル開発手法を意識した内容になっているのは確かなようです。
アジャイル開発については、多くのWebサイトで解説されています。
「アジャイル開発」でGoogleしてください。百聞は一見にしかずです。
尚、上記のリンク先Webサイトは英語のままです。あしからず。(清水)
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