5.3 理想の解決策(ホールプロダクトとして)
目標セグメントのお客さまが要求する理想の解決策(ホールプロダクト)は何でしょうか。
お客さまが望むホールプロダクトを自社だけで提供できるでしょうか?
単純製品(プリンターやPCなど)の場合は問題ないでしょう。しかしソリューションとなると難しいのではないでしょうか。そのためにはパートナーとの提携・アライアンスが必要になります。
−自社で提供することが適切な製品・サービスは何でしょうか?
→それをお客さまに届けられる人材・スキルを保有しているでしょうか?人数は?
→ITSSキャリアフレームワークを参照しながら考えましょう。→この後、人材戦略を作成します。
−パートナーに提供してもらう製品・サービスは何でしょうか?
→パートナーに届けてもらう人材・スキルは明確でしょうか?
→ITSSキャリアフレームワークで考えてもらいましょう。→パートナーに人材戦略を作ってもらいます。
→パートナーとの関係構築を図らなくてはいけません。
パートナーとビジネス戦略をシェアすることもあり得ます。有能な人材を提供してもらうためには必要な場合もあります。
顧客ニーズ(セグメント)によってホールプロダクトは異なります。セグメント毎にホールプロダクトを定義しパートナーとの関係を構築していかなくてはいけません。さらにライフサイクルによって、必要とされるホールプロダクトは異なりますし、パートナー関係も変わっていきます。少し複雑です。
競合のホールプロダクトは何でしょうか?
競争優位性の高いホールプロダクトになっているか確認しましょう。
3.4.5.は強い相互関係があります。行きつ戻りつつしながら、戦略を立案することが重要です。
以上を持ちまして、本題の「ビジネス戦略事始め」は終了です。
参考になりましたでしょうか。
みなさまのご意見、ご感想を歓迎します。
ビジネス戦略がまとまってきたら、実行可能な計画に落とし込む必要があります。それがビジネスプラン(事業計画)です。戦略を作成したら、実行するための計画が必要です。
別の機会に解説したいと思います。しばらくお待ちください。
ビジネス戦略ができあがれば、人材戦略を考えていきます。
もし、ご興味があれば「人材戦略の立案」もご覧ください。
本稿へのご意見、質問を歓迎します。
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