「前輪」の教育/研修の実施とその効果測定
さて、冒頭に述べましたがQFDによりカリキュラムの優先度が得られ、それに従い教育/研修が実施できるようになりました。
図の赤い部分が実際に実施した教育です。一番下の欄の数字(WEIGHT付け)の高いものを重点的に実施したわけです。
約1年後におこなったサーベイ結果が次のグラフです。
青が年初に実施したサーベイ結果で、赤が年末に実施したサーベイ結果です。
Evaluationは赤が必ずしも高くなっているわけではありません。しかし重要度が下がっているものが多く見られます。
満足度が上がると、重要度が下がる傾向があります。
改善傾向が見づらいのがこのグラフの難点です。
これはCSI(Customer
Satisfaction Index)という指標での比較です。
明らかに殆どの項目で改善されているのが分かります。
教育/研修の効果を顧客要求品質のレベルで測定しています。
これが、レベル4の効果測定です。
「13.積極的な商談参加ができる」の指標が下がっているのが気になります。
これは、この年から不況の局面に入り、プリセールスへの要求が顕著に高まったのが理由です。顧客要求もダイナミックに変化しているのが分かります。
レベル4の効果測定ができることのメリット:
経営者に対して、教育効果がビジネス結果として明確になりましたから、注目度ががらりと変わります。すべての国の教育体系までこの手法で見直されるようになりました。
また、実施担当者は予算の心配が一切なくなりました。使いたい放題の予算で教育計画が立てられるようになりました。実際は参加する側のリソースの問題でおのずから上限は出てきますので心配はいりません。効果が見えるので、どんな研修でも可能です。
読者も予算の心配のない教育計画を立ててみてはいかがでしょうか。
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