はじめに
筆者は永年、企業内において、人材育成、特にSE人材育成に携わってきました。
最近、経済産業省においてもITスキル標準がまとめられたことは大変好ましいことです。
しかし、これをどのように実施たら良いのかわからない方も多いと思います。
そこでひとつの方法として、シンプルにかつ効果があがる方法、かつその効果が実証できる形をお見せします。
この内容は、筆者が約10年間、外資系企業で実践してきた内容をベースとしています。さらに現在コンサルティングをしている部分を加味し、多くのクライアントから賛同を得ている内容です。
IT人材育成の全体像
IT人材育成の全プロセスの例です。
これから、重要なプロセスについてご紹介します。
STEP 2:品質表に基づく「前輪」カリキュラム作成
STEP 3:品質表を応用した「後輪」カリキュラム作成
STEP 4:SEレベルの定義
STEP 1:人材育成の目標(GAP分析)
STEP 5:教育研修の実施
STEP 6:レベル認定
STEP 7:フィードバックと効果測定
STEP 1の人材育成の目標を立てることは最も重要なことですが、初年度はまだレベルの定義すらできていません。ですから目標そのものを作ることができません。2年目以降では最初に決めることができます。最初はこのような順番が妥当なところです。
以下に、具体的に説明します。
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