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  【ITSS対応パーソナルスキル研修】(その8)   
 
 
 
 
   3.4 解決策のもたらすメリット   これから、「ITSS対応パーソナルスキル研修」という解決策のもたらすメリットについて考えてみましょう。   3.4.1 メリット  メリットは問題や課題が解決されることです。ところでもともとの問題は何だったのでしょう。   ITSSパーソナルスキルの現状と問題として、以下のようなものがありました。     現状               問題/課題 不明確なパーソナルスキルの定義 → 必要なスキルがわからない   しかし、解決策として、 ⇒SSI-ITSSによりスキルが明確に定義されている  となります。    GAPが不明         
 → あるべき姿がわからない  ⇒あるべき姿を定義することができる  ⇒SSI-ITSS診断により、GAPが明確になる   研修ベンダーを知らない        → カリキュラムが組めない                   → 人材のレベルが上がらない   ⇒KBマネジメントのスキル研修で    必要とするスキルの教育カリキュラムが構築でき、    研修後のレベルアップもSSI-ITSSで測定できる   さらに、問題のもたらす悪影響はとして、以下のようなものがありました。   顧客の真のニーズを把握できない →良い提案ができない   RFPに書かれたままにシステム構築をしてしまう    → 競合力が弱い    → 「間違ったモノ」を正しく作ってしまってしまう    顧客要求があいまいなままシステム構築がスタートしている    → 後工程で問題が発覚する。    → プロジェクト遅延、コスト増になり → 赤字プロジェクトとなってしまう。   プロジェクト内のコミュニケーションが悪い    → メンバーの満足度の低下    →生産性が低下している   問題が解決すると、 顧客の真のニーズを把握できない ⇒顧客のニーズを把握できるようになり  →よい(逆)提案ができるようになる     RFPに書かれたままにシステム構築をしてしまう    ⇒RFPを変更できるようになり     →主導権を握ることができるようになる     →競合力が強くなる     →顧客満足向上につながる      顧客要求があいまいなままシステム構築がスタートしている    ⇒顧客要求を明確にする事ができるようになり     →後工程での問題が減少する     →プロジェクトスケジュールが守れる、コスト低減     プロジェクト内のコミュニケーションが悪い    ⇒プロジェクト内のコミュニケーションがよくなり     →メンバーの満足度が向上する     →生産性も向上する   解決策のメリットがきわめて大きいことがお分かりになったと思います。 では、その要因はどのようなことなのでしょうか。 なぜ、解決できるようになったのでしょうか。 
 
 結論を先に述べます。 スキル項目をタスク表現したことが最も大きな要因です。   3.4.2 タスク表現されたスキル項目がもたらすメリット 例として、コアコミュニケーションのスキル項目とITSSコアコミュニケーション研修の学習目標を振り返りましょう。 まず、「コアコミュニケーション」のスキル項目の一部です。メルマガ12号に記載したものですが、覚えていらっしゃいますか。 •       信頼関係を構築することができる •       相手のノンバーバルナなメッセージを解釈することができる •       反応的に傾聴することができる •       相手の言ったことを要約することができる •       相手の話を最後まで聴くことができる   対応する「ITSSコアコミュニケーション研修」のモジュールと学習目標(の一部)です。 
 
                  
 
                    
                      
                        | モジュール | 学習目標 |  
                        | オリエンテーション | ・自己紹介、その他 |  
                        | 信頼関係 | ・アイスブレークなどにより信頼関係を構築することができるようになる |  
                        | 質問とニーズ | ・潜在ニーズと顕在ニーズを明確にする事ができるようになる ・4種類の効果的な質問ができるようになる
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                        | アクティブリスニング | ・反応を示しながら聴くことができるようになる ・相手のノンバーバルなメッセージを解釈することができるようになる
 ・相手の話を最後まで聴くことができるようになる
 ・相手のニーズを要約することができるようになる
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 上記のようにタスク表現されたスキル項目を利用して学習目標が作られていることがお分かりになると思います。重要なことはスキルを「タスク表現」することです。   「タスク表現されたスキル項目」: 信頼関係を構築することができる     ↓ 「学習目標」=「タスク」+「条件」+「基準」         アイスブレークなどにより(条件)信頼関係を構築することができるようになる(タスク)  「スキル項目」が直接「学習目標」にリンクします。   スキル診断では、タスク表現されたスキル項目そのもので診断が可能です。 すると、次のようなPDCAサイクルを回すことができます。
 
   GAPのあるスキル項目を集める             ↓   GAPのある学習目標を集めた研修体系 = 理想的なカリキュラム(PLAN)             ↓ 理想的なカリキュラムをベースにした研修の実施(DO)             ↓   実施後のスキル診断による、効果測定 (CHECK)             ↓   社内認定による、ITSSレベル認定             ↓   不足スキルの再受講または追加コースの実施(ACTION)  絵で描くと次のようになります。
 
  
 これらは全て、スキル項目をタスク表現したからこそできるようになっていることがご理解できると思います。   それだけ、「タスク表現されたスキル項目」のメリットは計り知れないくらい大きいものがあります。 
 
   
 
 
 
 
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