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 【ITSS対応パーソナルスキル研修】(その4)

 

 

3.2  SSI-ITSS(スキル管理ツール)に定義したスキルを登録する

 パーソナルスキル定義を搭載したスキル管理ツール(診断ツール)の解説です。

 

3.2.1 SSI-ITSSとは

 SSI-ITSSはスキル管理システムです。エンジニア個人の全スキルのインベントリを管理できるツールです。

 そして、ITスキル標準のスキル定義(パーソナルスキルを含めて)がデフォルトで搭載されています。スキル項目の数は約2500項目に及びます。

 ですから、いままで解説してきたパーソナルスキルの項目はすべて登録されていますので、何も追加する必要はありません。少し拍子抜けされたかもしれませんね。

 

3.2.2 SSI-ITSSでできること

 



出典:株式会社エス・アイ・エス 発表資料


チェック形式による全スキルのたな卸しができます。

スキル項目は既に、ITSSユーザー協会(スキル定義委員会)において定義されたもの(パーソナルスキルを含む)が入力されています。

「個人のView」では各人の保有しているスキル全体が見えるのが特長です。

また、「企業全体のView」では各々のスキルを企業の中で何人位保有しているかが良く分かります。



出典:株式会社エス・アイ・エス 発表資料

 



さらに、企業独自の人材像(独自スキル)を追加することもできます。

カスタムフレームワークにより、ビジネス戦略に効果的な人材育成の材料となります。




出典:株式会社エス・アイ・エス 発表資料

 

ITSSフレームワークでは、IT業界で必要とされるスキルが体系化されていますので、客観的なスキルレベルを把握することができます。

SSI-ITSSはスキルインベントリーの調査ができます。


次はSSI-ITSSの結果をもとにより詳細なGAP分析の例です。



SSI-ITSSでパーソナルスキルの結果をビジブルに表したイメージです。

コミュニケーションスキルでもかなり細分化されていますので、強み/弱みの具体的なイメージがつかめると思います。

V2対応のSSI-ITSSではパーソナルスキルの定義がより具体的に改善されました。

ITSSそのものではイメージが弱かった部分ですが大幅に改良されています。

組織としての強み/弱みも明確になります。次のフェーズ、教育体系への重要なデータとなります。




プロジェクトマネジメントとパーソナルスキルの組み合わせ(イメージ)です。

平均値や期待値と個人のスキルレベルの比較が一目瞭然にイメージとしてとらえることができます。PMとして補充するべきスキルギャップが見えてきます。エンジニア個人の受講するべき研修が一目瞭然になります。


 

いずれにしても、パーソナルスキルの強みと弱みが一目瞭然に把握できることがお分かりになったのではないでしょうか。しかもそれが、きわめて具体的なイメージとして明確になります。

 

次回はいよいよパーソナルスキル研修です。やっと本論にたどりついた感じです。前段階が非常に長く感じられたかもしれません。

楽しみにしてお待ちください。

 










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