本場のBPMによるビジネスイノベーション

 本場のBPMによるビジネスイノベーション

基調講演のサマリ:ロジャーバートンの講演テーマは下記の4つでした。

  •  永続的な変革:
  •  ビジネス・アジリティ(俊敏性)が不可欠
  •  ビジネスアーキテクチャとBPM
  •  ケーススタディ

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永続的な変革

様々なビジネスモデルがあります。

  • 作業単位でのワークセル(リーン生産:トヨタが代表的)
  • 自己管理型ビジネス(上司のいない組織:モーニング・スター)
  • 信頼型取引きモデル(ブロックチェーンによる中抜きビジネス)
  • IOT
  • 協働型かつ拡大バリューチェーンモデル(Uber、Airbandb)ューリソース:ロボット、AI(機械学習)など

外部的にも永続的なプレッシャーが多くあります

  • 社会的: ミレニアル世代
  • テクノロジー: AI、RPA、スマホ、...
  • 経済: 通貨、雇用..
  • 環境: CO2問題、安全..
  • 政治: 政府交代..
  • 法規制: 規制、税金..

 

内部的に永続的する期待の変化:

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ステークホルダーはサービスを求めていますし、モチベーションはエンドツーエンドでなければなりません。また、 永続的なバリューチェーンは年々拡大しています。以前のサプライチェーンはエンタープライズの内部だけを考慮していればよかったかもしれませんが、現在のサプライチェーンはサプライヤのサプライヤから始まり最終的には顧客の顧客までの協働の中でイノベーションを考えなければなりません。

永続的にイノベーションを起こすためにはビジネスのアジリティが不可欠です。

  • 古くは製品・サービスのライフサイクルは長く、(産業革命の頃)そこでは、指示命令系統と労働者は明確に分離していました。安定したビジネスが長年、世代を超えて続いていました。
  • 戦後は継続的改善が有効でした(統計的手法、3シグマ、6シグマ、ISOなど)、日本の製造業が世界を席巻していた時代です。継続的改善
  • 製品・サービスの短命化、知的労働者、フラットな組織、情報のリアルタイム化
    → 連続的イノベーションが不可欠

 

【ビジネスの俊敏性(アジリティ)】以下のために不可欠

  • ビジネス変革を促進
  • 価値の創出
  • ビジネス戦略の実践
  • セキュリティの提供
  • 持続性を確実に
  • ビジネス・リスクのマネジメント
  • 適切なイノベーションを加速
  • 協働作業を可能にする
  • リソースの最適化
  • ビジネスナレッジをマネジメント

 

【ビジネス・アジリティのマニフェスト】」(骨子)

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戦略:

  • ビジネス価値はソフトウェア機能のみでは得られない
  • ビジネス価値はソフトウェアを含む投入するリソース(お金、時間など)以上のリターンによって正当化されなければならない
  • 永続的な変革は既存のバリューチェーンを不要なリスクにさらされないようにしなければならない

価値:

  • 組織構造ではなく市場がバリューチェーンの境界を決める
  • バリューチェーン内の各ステークホルダーはバリューチェーン全体の利益に最大限貢献するべきである
  • バリューチェーン内の依存性のナレッジがバリューチェーンの変革の影響を予測する

ビジネスナレッジ:

  • ビジネスナレッジは「コンセプトモデル」により意図的にマネージされなければならない。
    不要なデータベースとシステムの不要な再設計を避けることができる。
  • ビジネスナレッジ・ベースはビジネス能力を見つけ出し再利用するために不可欠である。
    また、変革の影響をダイナミックに予測し緩和することができる。
  • ビジネスナレッジ・ベースはビジネス能力またはビジネス・ソリューションのビルディングブロックの各要素から分離し維持させるべきである。