解説:ビジネスアナリシスへのエントリー資格 (3)

ビジネスアナリシス資格取得の意義:

なぜビジネスアナリシスの資格を取得するのがよいのでしょうか?

昨年(2021)のGlobal state of Business Analysis Survey (GSBA)での調査結果を紹介します。

ビジネスアナリシス資格を取得することは、ビジネスアナリシスの専門職としてスタートする、または既存のBAキャリアを構築するのに役立ちます。興味深いことに、調査の回答者が資格取得によって得た利益のトップは、仕事上の自信(30%)でした。その以外のメリットは以下の通りです。

  • 仕事上の役割にやりがいを感じる (15%)
  • 就職先が見つかった(11)
  • 給料が上がった(11)
  • 業績評価の向上(9)
  • 昇進に役立つ(6)

新しいスキルを身につけ、認定資格で既存のスキルを確認することは、ビジネスアナリシス専門職が仕事上の自信を高め、給与交渉を有利に進めるのに役に立っているのです。

ビジネスアナリシス資格取得後、どのくらいで自信の向上、給与の向上、仕事の充実感といった効果が期待できるのでしょうか。

2021年GSBA調査の回答者は、資格取得後すぐに効果を実感したと回答し(28%)、50%以上が1年未満で効果を実感しています。

GSBA_ECBA1_2022年4月18日

  • 直後:   28%
  •  1-6か月:  27%
  •  6-12か月:17%

さらに、認定資格のデジタルバッジが有効です。

ソーシャル・メディアに投稿することにより、採用担当者(または上司)の目から見て、より競争力のある候補者になることができます。その結果、あなたの収入を高める可能性がでてきます。

ECBAスライド3_2022年2月25日

では具体的にビジネスアナリシス資格取得の3つのヒントを紹介します。

資格を取得することを決めたら、以下のヒントを参考にして、プロセスをより早く、より簡単に進めてください。

1) 基礎的な認定から始める – ビジネスアナリシス専門職の多くは、入門レベルのビジネスアナリシス資格取得から始めることを勧めています。

IIBA Entry Certificate in Business Analysis (ECBA:ビジネスアナリシスへのエントリー資格)です。ECBAは、BABOK®ガイドに従ったビジネスアナリシスに関する基礎的な知識をカバーしています。ECBAは、採用者が求めているビジネスアナリシスの知識とスキルを持っていることを証明してくれます。

2) 自分の好みに合わせて試験の準備をする – ビジネスアナリシス認定試験の準備方法は1つだけではありません。IIBA の GSBA 調査によると、ビジネスアナリシス専門職は、以下の手段でスキルを開発しています(ECBAの場合)。

  • 教室コース(IIBA®教育認定プロバイダー「EEP」コース、その他のトレーニングプロバイダーコース)
  • 支部のイベント(プレゼンテーション、ワークショップ、会議)
  • 支部のスタディグループ
  • 会議(基調講演、トラックセッション、チュートリアル、ワークショップ)
  • 自主学習(BABOKガイド®ガイドv3.0の読み取り/勉強、アーカイブされたウェビナー)
  • オンラインコース(IIBA®教育認定プロバイダーコース、その他のトレーニングプロバイダーコース、ライブウェビナー)

自分に最適な学習方法(一つだけにこだわらないで)を見つけるまで、さまざまな学習方法を試してみてください。
注意:上記はECBAの場合です。CBAPの場合には専門能力開発として認められないものがあります。

3) 学習スケジュールを守る – 認定用の学習教材を最大限に活用するために、学習スケジュールを作成し、それを守るために全力を尽くしましょう。

学習スケジュールは、オンラインまたは対面式の認定コースに追加する必要があります。そして、オンライン監督試験の準備もお忘れなく – 準備をし、何をすべきかを知り、IIBA®オンライン監督試験体験ガイド(別紙)を読んでください。認定試験の勉強に力を入れれば入れるほど、初回で合格する可能性が高くなります。受験料も安く済みます(2回目以降、再受験料が必要です)。