AIとビジネスアナリシス(3)
よく見ると、「ビジネス要求」はあるのですが、「ステークホルダー要求」が抜けています。また、BRDでは通常不要な「非機能要求」が見れます。これらの点を指摘しましょう。
あなた:
ビジネス要求のみならず、ステークホルダー要求を追加してください。非機能要求はソリューション要求の一部なのでBRDには不要です。
ChatGPT:
ご指摘ありがとうございます。おっしゃる通り、BRD(Business Requirements Document)は主に「ビジネス要求」と「ステークホルダー要求」に焦点を当てる文書であり、非機能要求(例:パフォーマンス、可用性など)はソリューション要求の一部としてSRS(System Requirements Specification)に含めるのが適切です。
以下に、修正・拡張済みのBRDテンプレートをご提供いたします:
Business Requirements Document(BRD)テンプレート(最新版)
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- 表紙
- 文書タイトル:Business Requirements Document(プロジェクト名)
- バージョン:1.0(初版)/1.1(改訂)など
- 作成日:YYYY/MM/DD
- 作成者:氏名・部門
- レビュー/承認者:氏名・役職
- バージョン履歴表(任意)
- 目次
(セクション番号と見出し)
- 文書の目的と背景(Purpose and Background)
- この文書の目的
- プロジェクトの背景(ビジネス課題や契機)
- 対象読者
- ビジネスの概要(Business Context)
- ビジネス目標(例:顧客満足向上、コスト削減、法令遵守など)
- 現状の課題・機会(Opportunities / Problems)
- 関連施策・プロジェクトとの関係
- スコープ(Scope)
- 対象業務領域(In Scope)
- 非対象領域(Out of Scope)
- 想定する前提条件と制約事項(Assumptions / Constraints)
- 利害関係者の概要(Stakeholder Overview)
- 主なステークホルダーとその関心・影響範囲
- 例:経営層、部門責任者、現場ユーザー、顧客、外部委託先 など
- ステークホルダー要求(Stakeholder Requirements)
- ステークホルダーごとの要望、ニーズ、制約条件
- ビジネス要求の根拠となるニーズ群
- 優先度や影響度の分類
例:
ID | ステークホルダー | 要求内容 | 優先度 | 関連ビジネス要求 |
SR-001 | サポート部門 | 顧客の問い合わせ履歴を一覧表示したい | 高 | BR-002 |
SR-002 | 財務部門 | 請求データは毎月1営業日までに取得可能にしたい | 中 | BR-004 |
- ビジネス要求(Business Requirements)
- ビジネスゴールを実現するために必要な成果・能力・ルール
- ステークホルダー要求から導出される「What / Why」の要求
例:
ID | 要求内容 | 関連ステークホルダー | 優先度 | 受け入れ基準 |
BR-001 | 顧客がWeb上で商品を注文できるようにする | 営業部、顧客 | 高 | 月間取引件数が20%増加すること |
BR-002 | 問い合わせ対応の平均時間を20%短縮する | サポート部門 | 高 | 平均対応時間が5分未満になること |
- ギャップ分析(現状との比較)
- 現行業務やシステムとの比較
- 現状の問題点と新要求との差分
- 要件トレーサビリティ(任意)
- ステークホルダー要求 → ビジネス要求 → ソリューション要求への導線
- トレーサビリティマトリクス(追跡可能性)
- 承認セクション(Approval)
- 各ステークホルダーの承認欄(署名または記名)
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- 非機能要求(セキュリティ、性能など)は、BRDではなくSRSやNFRD(Non-Functional Requirements Document)などに記述
- BRDは「要求のWhatとWhy」を扱い、「How」(具体的な設計・仕様)は含まない
いかがでしょうか。
だいぶ改善されましたが、これで正しいでしょうか。
「ビジネス要求」と「ステークホルダー要求」の順序が逆ですね。
ChatGPTのレベルはこの程度です。それなりに優秀ですが、「ウソ」とまでは言いませんが、鵜呑みにしてはいけない例です。
注意して活用しましょう。