どこでもビジネスアナリシス  (40)

40 あらゆることに興味と関心を持つ

40.1 自分の周りの課題をいつも意識して観察する

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日常のビジネスにおいてはいろいろな課題が次々と発生し通過してゆきます。 いつもその現象と現実に意識をもって観察しているとそれらの状況の蓄積は大きな知識や体験となって身についてゆきます。ビジネス上の課題は殆ど類似のことが繰り返し起こっているので、後刻類似の課題が起こる可能性は高く、体験として貴重な経験となります。意識して観察すると言うことは、自分自身の体験に近く、その詳細が明確に記憶として残りますので、処理の経過や議論、却下された意見などが記録を読むこととは、鮮明に実感をもって頭の中に記録されます。結果の成否によらず、興味のある事例や重要な課題に関しては、直接の担当者ではなくても興味を持って観察し処理の経緯を知ることは、貴重な知識の蓄積になります。

40.2 日常のビジネス上の問題を自分の問題と照らし合わせて考える

自分が直接関係しない組織において日頃発生するビジネス上の課題は、類似の課題が自分の問題としても発生する可能性があります。他の組織と自分の組織では環境や業務背景が異なるので同じ問題でも異なる形態で現れたり、解決の方法が異なったりするのが一般的です。類似の問題が自分の問題として起こったならばどう処理することが良いかというシミュレーションをやってみることは価値があります。その場合に、現実に発生した他組織の背景で考えることと、自分の組織環境で考えて二者を比較してみることは良い訓練になります。いずれにしても見聞きする種々な問題を自分の問題に照らして考えることは柔軟な思考の訓練として役立ちます。 

40.3 異なる分野に飛び込んで何が行われているかを見ること

特に問題が発生しなければ、自分の担当業務だけをしていると心地よく処理方法の改革を考えたりする意識にならないことが普通です。ところが、その間に競争相手は気づかれないように次の改革を進めているのです。常に自ら変化を求めて実行するためには外部からの刺激が役立ちます。外部とは、社内の他の部門、異なる業務分野、他社、異なる業種、などいろいろとありますが、自分の担当業務と異なるところへ飛び込んでどんなことが実行されているかを見ることには大きな刺激があり、発見があります。もちろん刺激を受け、発見をする意識をもって飛び込まなくては意味がありません。テーマをもって観察すれば効果的ですが、先入観を持たないで観察すると、思いがけないことに気付くことができます。自分の業務との相違が大きいほど大きな発見があるはずです。これは、付き合う仲間と同じであり、昔馴染みの友人とは心地よく過ごせますが、全く新しい分野の人たちとの交流は躊躇することがある反面、とんでもない世界が開けたり、発見があったりします。 

40.4 どんな問題にも必ず共通点がある

ビジネスには多様な分野があり、そこでは多種多様な課題があり問題が発生しています。これらの課題や問題はビジネス分野や事業分野が異なれば、違う現象として現れ、異なる問題だと思われることが殆どです。 一方、視点を変えて考えてみますと、多くのビジネス分野で発生する課題や問題は殆どが類似であることがわかります。例えば、サービスの提供者とそれを利用する顧客という関係はどのようなビジネス分野でも類似な課題や問題を発生しています。 顧客の満足を最大にするにはどうすればよいかというテーマはビジネスの分野を越えて共通です。 具体的な対応策は事業形態や個別環境により千差万別ですが、その中の基本的な目標は同じであり、相互に利用できる概念やシステム、手法が混在していて共通に活用できるのです。異なる分野にこそ思いがけない問題解決のヒントがあります。 あらゆることに興味と関心をもつとそれが見えてきます。