12月6日(金)に開催された「アジャイル開発を成功に導くビジネスアナリシス」セミナーの様子をレポートします。
第1部: 超上流工程の基礎BABOK®とそのアジャイル拡張
BABOKはウォーターフォール開発に限らず、アジャイル開発にも利用できる共通の知識体系です。本セッションでは、超上流工程のグローバルスタンダードであるBABOK®の概説と、7月にIIBAとアジャイルアライアンスから発表されたアジャイルBABOKを解説します。
第2部: エンタープライズアジャイル実践ガイド: DADでBABOK®を活用する
企業システム開発におけるアジャイルの活用は、日本ではまだ進んでいないのが現状です。
契約形態や受託開発にその理由を求めがちですが、エンタープライズ開発だからこそアジャイル開発の良い面を活かすことができる、という側面を忘れてはなりません。
「ディシプリンド・アジャイル・デリバリー(DAD)」は、エンタープライズアジャイル実践ガイドという別名の通り、アジャイル開発を企業システムの開発に最適化した開発手法です。
第1部: 超上流工程の基礎BABOK®とそのアジャイル拡張 by 清水
BABOKガイドに対するアジャイル拡張の目的は、アジャイル・ソフトウェア開発アプローチに対するビジネスアナリシスのするとともに、ビジネスアナリシス・実践者に次のものを提供することです:
- ビジネスアナリシスのためのアジャイルな実践への入門、
- アジャイル実践者のためにビジネスアナリシステクニックの概観、
- アジャイルなプロジェクトで働くビジネス・アナリストによって使用される典型的な実践例の定義、そして
- 新しい、また変革されたビジネス・アナリストの役割、スキルおよびコンピテンシの概観。
「BABOKガイド アジャイル拡張版」では、ビジネスアナリストにアジャイル開発を支援する優れたテクニックおよびツールを提供します。
成功するビジネスアナリシスを導く法則は2つのフレームワークに分類することができます:
発見的フレームワークと、デリバリー・フレームワークです。
発見フレームワークはプロダクトに関するWhatとWhyに対処します。
有効な発見は3つの基本原則にから成ります:
- 全体を見る、
- 顧客として考える、
- 何が価値があるのかを決めるために分析する、
デリバリー・フレームワークはプロダクトのHow(やり方)とのWhen(期間)に対処します。
有効なデリバリーは4つの基本原則に支援されます:
- 実際に使える例を使用する(Get Real Using Examples)、
- 何が実行できるか理解する、
- 協働と継続的改善を促進する
- 無駄を省く
バリューストリームマッピング
目的:バリューストリームマッピング(物と情報の流れ図としても知られている)は完全な事実ベースで、時間経過とともに、流れ(ストリーム)製品またはサービスを顧客(内部、あるいは外部)に届けるのに必要な活動の流れ(ストリーム)を表現します。
端から端までのプロセスにおける潜在的な改善のエリアを識別するために使用されます。
BBC2013カンフェランスでもアジャイルは重要なテーマの一つです。数多くのセッションが催されました。代表的なものを紹介します。
やはり、ディシプリンド・アジャイル・デリバリー(DAD)も当然大きな話題になっていました。
BAが知るべきアジャイルテクニックのトップ10です。
第2部: エンタープライズアジャイル実践ガイド: DADでBABOK®を活用する by 岡(ゼンアーキテクツ)
企業システム開発におけるアジャイルの活用は、日本ではまだ進んでいないのが現状です。
契約形態や受託開発にその理由を求めがちですが、エンタープライズ開発だからこそアジャイル開発の良い面を活かすことができる、という側面を忘れてはなりません。
「ディシプリンド・アジャイル・デリバリー(DAD)」は、エンタープライズアジャイル実践ガイドという別名の通り、アジャイル開発を企業システムの開発に最適化した開発手法です。