BBC2013の3日目のレポートです。
実は月曜日と火曜日はプリセッションのチュートリアルで、カンフェランスの本番は3日目からです。
オープニングセッション
まずは全体のWelcomとオープニングです。
口火を切ったのは初日のチュートリアルでビジネスルールの講義をしてくれたグラディス・ラムです。
少しピンボケになってしまいました。
少しピンボケになってしまいました。
今年のBBCは何と1,400人以上が参加しています。
この広い全体会場もそうですが、各セッション(30人~100人)も満員の会場が多く見受けられました。
続いては、IIBAの暫定CEOのアラン・アーセノルです。
アランはこの7月から前任のキャサリン・バレットのあとを暫定的に継いでいるCEOです。
続いてのオープニングスピーチはビジネスプロセスのロジャー・バールトン(左側)、そして、ビジネスルールのロン・ロス(右で立っている)です。
特に興味深かったのは、ロジャーが今までは3つの団体が寄り集まったカンフェランスだったのが、今回からはより統合化されたカンフェランスにしていくということ。筆者からみると、当然の成り行きです。プロセスだけのお客様はいません。ルールマネジメントだけを必要とするお客様もいません。すべてのお客様はプロセスとルール両方必要なのです。それを統合することがビジネスアナリシスの一つの重要な役割です。
これが本日のセッションのプログラム。たくさんあって、かつ魅力的なセッションが多く、正直どれに参加するべきか迷ってしまいます。
BRMポリシーとプラクティスの洗練 by Unum
午前中のセッションとしての選択です。
この会社Unumはテキサスにある生命保険会社です。BRM(ビジネスルールマネジメント)を導入していて、そのポリシーとプラクティスの改善例を発表してくれました。日本では聞けない貴重なBRMの実例を聞くことができるのは、このカンフェランスの大きな価値です。日本ではまだBRMSのベンダーが自分のツールを売り込むためのセールスピッチばかりです。
結果をみるとかなり泥臭いことをやっていることも分かりました。
BRMは情報システムのエンジニアがやる必要なく、業務の担当が自分の業務プロセスを直接編集できるというのはまだ、単なるツールベンダーの売り込み宣伝レベルでしかないようです。やはり実際のプラクティス(実践)をしている人の話が聞けるのが最大の収穫ということです。
3日目のレポートでした。